ファイル形式について
01.エンコードとデコードで説明しましたが音楽は圧縮され、音楽を聴く際にはこれを利用します。そしてこの圧縮方法(圧縮ファイル)は数種類あります。
デジタルオーディオプレーヤーを選ぶ際にはどのファイルを再生可能かチェックしておいてください。
さもないと買った後に手持ちのファイルを再生できなかったり再変換を要求されることになります。
圧縮方法(圧縮ファイル)は大きく分けて
非可逆圧縮形式、可逆圧縮形式、DRM付き圧縮形式ファイルとに分かれます
非可逆形式と可逆形式
可逆とは難しい言葉ですが、元に戻すことが可能なことを意味します。つまり逆戻し可能ということ。 元に戻すことができないことを非可逆といいます。いずれも学術的なところで使われます。
で、この場合。非可逆形式と可逆形式とは元に戻せないか、戻せるかの違いです。
MP3やWindows Media Playerで使われるWMAは非可逆圧縮形式です。
非可逆形式は元には戻せませんが、圧縮率は高いです。
可逆形式は元に戻せますが、元の戻せるだけの情報が必要になりますので非可逆形式よりも圧縮率は高くありません。3~5分の1といったところでしょうか。
プレーヤー内では可逆圧縮形式の場合は元の原音に戻してから再生しています。
一方非可逆形式の場合はそれをそのまま再生するか、それをさらに原音に近い状態に予測変換したりした後に再生します。
これらの音質の違いは、「クラシックや澄んだ曲など細かく、小さな音までを究極に楽しみたい」という方なら可逆形式でいいと思いますが、ポップやロックでは非可逆形式と可逆形式ではほとんどの人は違いがわからないでしょう。
特にこだわらなければ非可逆形式でいいと思います。圧縮率も高いですから容量がそれほど多くないメモリープレイヤーにもよりたくさん入れることができます。
主な非可逆圧縮形式を可逆圧縮形式の拡張子
非可逆圧縮形式・・・・MP3、WMA
可逆圧縮形式・・・・・WAV、WMA Lossless、Apple Lossless、Kenwood Lossless
DRM(Digital right Managemant)付き圧縮形式
さて、次にDRM付き圧縮形式ですが、これは著作権処理が施されたものでiTunesなどの音楽配信で手に入れたものはこれが施されています。
現在はiTunesではACC(iTunesではFair Playという著作権保護)、SONYの場合はATRAC(SONYはOpen MGという著作権保護)、その他各社はDRM付きのWMAを配信しておりそれぞれに対応してプレーヤーでないと再生できない。
CDから録音したものは意図的に行わない限り著作権保護は施されない
最近のプレーヤーはこの著作権保護に対応しているが、一昔前のものでは対応していなく、音楽をダウンロードしたのに再生できないということがあるので注意されたし!!
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