デジタルオーディオプレーヤーの種類
デジタルオーディオプレーヤーにはフラッシュメモリタイプとハードディスクタイプがあります。これはご存知の方も多いと思います。
ではこれら両者はどう違うのか?
ハードディスクタイプ
ハードディスクタイプはコンピューター内部にあるハードディスクと同じ構造をしておりサイズが小さいだけです。レコードを思い浮かべていただければいいです。非常に容量が大きくメモリータイプに比べてコストは安いです。
曲は数千曲という単位ですからなかなかいっぱいになりません。曲は入れたい放題です。
では何がデメリットかというと、少し重いですし読み込むのがメモリータイプに比べると遅いですし、落とした場合には読み取り部分の先端が円盤に接触し壊れる可能性が高いです。ちなみに僕は普通に2回ほど落としましたが大丈夫でした(^_^;)
これはタイミングにもよります。また最近では落とす前にセンサーが感知して読み取り部分の先端を避難させて壊れるのを防ぐというものもあります。
また重たいので夏なんかであるとズボンのポケットや胸ポケットに入れるのは気になってしょうがないです。
逆に冬になるとジャケットの胸ポケットやジャンパーのポケットに入れておけば気にならないですし、そこに何千曲と入っていれば非常に快適に過ごせます。
ほとんどは内臓のバッテリータイプなので電池ほどのもちは長くなく、だいたい8時間から16時間といったところです。
しかし
充電式というのは長く使っていると充電できる容量が少なくなってきますので、一日長く使う人であれば2,3年で電池の交換ということになってきます。あるいは一日3時間弱の再生時間で我慢するかです。
電池の交換には2000円~5000円ぐらいのお金が要ります。
メモリータイプ
メモリータイプは半導体(メモリー)にデータを記憶させており、内部は電子の速度(ほぼ光速)でやり取りしているので読み取るのもすごく高速です。ハードディスクのように落として壊れるといったこともありません。それに非常に軽いです。
デメリットな部分はハードディスクに比べて容量はそれほどありません。ですので一定期ごとに曲を総入れ替えするという使い方になると思います。そしてなによりも高いです、、、、
ハードディスクタイプとは逆で軽いので夏はあまり気にならず、最近はフック付きのプレーヤーもあるのでズボンやかばん、リュックなどに引っ掛けて楽しむこともできます。
またメモリータイプは充電式のバッテリー内蔵型と乾電池で動くものがあり、半導体内部に微弱な電気信号を流すだけなのでハードディスクタイプよりも電池のもちはいいです。
乾電池タイプだと連続再生時間が50時間のものもあり。実際に使っていますが1ヶ月以上もつのでビックリしました。
ハードディスクタイプのほうは音楽を転送する際にUSBケーブルでパソコンに接続しなければなりませんが、メモリータイプにはUSBコネクタが本体についているものが多いので、わざわざケーブルを引っ張ってこなくてもメモリースティックのようにすぐに使えます。
充電もパソコンのUSBによる給電式がほとんどです。
ここまでを簡潔にまとめると
重くて 容量が 大きく コストが 安いハードディスクタイプがいいか
軽くて 容量が 小さく コストが 高い メモリータイプ がいいか
です。
重さとしてはハードディスクタイプ > 携帯 > メモリータイプ てな感じでしょうか。
これらをさらに詳しく比較しやすいように表にしてみました。
フラッシュメモリタイプ |
ハードディスクタイプ |
|
容量 |
128MB ~ 4GB |
5GB ~ 100GB |
収容曲数 |
30曲~1000曲ぐらい |
1000曲~30000曲ぐらい |
記憶媒体 |
記憶しているのはメモリ |
記憶しているのはハードディスク |
重さ |
非常に軽い 半分以上は電池の重さ |
重いが最近は気にならない程度まで軽くなってきている ほとんどはハードディスクの重さ |
メリット |
非常に省電力である 連続再生時間が長い 応答が速い 落としても音とびしないし 気軽に持ち運べる |
非常に大容量である 容量あたりの単価が安い 高度な機能を持っているものが多い 画面が大きく見やすい 動画、写真、テキストファイルが見ることができる(一部) |
デメリット |
非常に高価である 容量が小さくそれほど音楽ファイルは入れることができない 画面が小さいのでみにくい |
電池の持ちはそれほど長くない かさばる 落としても音とびはしないが壊れる可能性大 |
代表 | ![]() |
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メモリーカードタイプ
最近ではメモリーカードタイプのプレーヤーも出てきました。これは音楽データをハードディスクや内臓のフラッシュメモリに記憶させるのではなくて以下のような記憶媒体(小さいフロッピーディスクのようなもの)に音楽データを記憶させるというものです。まだまだシェアは少ないですが、僕としては結構注目しています。次世代のMDプレーヤーといった感じでしょうか。
メリットはカードに記憶させて使うのでカードがいくつも買うことができれば収容可能な曲の上限はありません。
メモリータイプを買うのであればこちらを買ってみてさらに曲を入れたいときなどは新しいメモリーカードを買い足すということもできます。
Panasonicの製品ではこの方式を採用しており、以下のようなプレーヤーにカードを挿して使います。
カードは以下のようなもので256MB、512MB、1GBがありますが2GB、4GBもすでに出ており8GBもすでに発表されています。
しかし2GBを越えたあたりから1万を越えてくるので手軽に、というわけにはいきません。
それでは次にデジタルオーディオプレーヤーの機能について紹介したいと思います。すこし専門用語も出てきますが
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