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ソニー MDR-PQ1 |
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タイプ : メーカー :ソニー |
Review by amazon
見た目ありき、けど結構音もよし | Date 2010-07-31 |
PIIQシリーズのフラッグシップということで、存在感はまずかなりあります。色使いがかなり奇抜なピンクですし、フラットタイプのコードも真っピンクで目を惹きます。
パッと見は結構地味なのですが(耳横のハウジング外周部はほとんど無地ネットですし)、ディテールを見ていくと、ヘッドバンドロックを兼ねている黒い長方形のパーツが独自の造形でしかもグラフィックが彫られており、そこに乗っているPIIQのエンブレム(PQの形をしています)もすごくメタリックな光沢で、よく見るとすごく粋というか、よく考えられてあるなーという感じがします。 あと暗い時は頭上のPIIQロゴ、耳後ろ側の左にP、右にQとあるシルバーのグラフィックがピカッと光ってかっこいいです。 フィット感は、耳に関して言えば最高です。大きめのハウジングなので耳がスポッと収まり、音漏れも驚くほど小さいみたいです。外して初めて大きい音を出していたのに気づかれてびっくりされることが多々ありました。 内部は耳の形に合わせて傾きがつけられていて、どこかに耳が当たって痛い、ということは今のところ2、3時間ほどの連続使用では皆無です。 問題なのは頭頂部パッドの接点で、パッドがかなり硬くしっかりしており、本体重量もそこそこあるため、1時間ほど着けているとパッドが当たっている頭上の点がかなり痛くなります。これはかなり難点…頭が鍛えられそうではありますが… 音に関しては、価格相応ではないかと思います。ヘッドフォンはもっと安いクラスももっと高いクラスもあり、このクラスの中で結構いい音だと思います。 見た目的には低音バリバリなイメージですが、そこまで強いわけではないです。むしろバランス型といって良いと思います。 高音ものびやかで、中域も忘れず、低音も曲を壊さない程度に主張するというか…僕自身はすごく気に入っているチューニングです。 インナーイヤーに慣れていると、すごく広がりのある音表現で、聴き疲れしないというのはこういうことかと思います。横方向にきちっとした精密感を保ちながら立体的な音が鳴ります。 コーラスの声や、パンが入ったベースなど、きれいに聴こえます。 まぁ、MDR-PQ1に惹かれる方は多かれ少なかれデザインに惹かれる部分もあると思うので、ファッション性に関しては満点ですし、音もなかなかいいのでおすすめです。 頭頂部が痛いのは本当に辛いので(笑)、ながーく着けられる方は、デザインとそれをトレードオフしていいかちょっと考えてからの方がいいかもしれません。 もしかしたら僕の頭が変なのかもしれませんし(笑)、本物(展示しているところはかなり少ないですが)を触れる機会にある人は絶対着けてみるべきです。耳のフィット感がすごいのはおわかりいただけるかと。 |