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ファイナル オーディオ FI-DC1601SS |
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タイプ : メーカー :ファイナル オーディオ |
Review by amazon
最高の響きをもつイヤホン。だがオールマイティではない | Date 2010-05-21 |
メーカーの説明にもあるように、HIFIオーディオ的なアプローチで作られイヤホンとは思えない豊かな音場感を持つ。
削出しのステンレスで作られた筐体は高価な金管楽器のような非常に上品な響きを持ち、クラッシックやピアノなどは最高級オーバーヘッドホンをも上回る鳴りを披露。 購入前に大阪の某イヤホン専門店でファイナルオーディオの機種をBA型も含めて一通り試聴させてもらってから購入しましたが、個人的にはこの機種が最も気に入りました。 (FI-DC1601シリーズは筐体の素材のみの違いですが、それぞれ明らかな音質差を少し聞いただけでも感じる事が出来ます) イヤホンでは別メーカーのBA型最高級機も持っていますが、静かな環境で聞いた場合では明らかな音作りの方向性の違いを感じられます。 感度はBA型ほどではないものの高いのでDAPとの相性も非常に良いです。もともとの素性が良いのでDAP等でイコライザをかけても各音域が素直に変わる感じです。 ということで音質だけを言えば間違いなく5つ星が与えられます。 ただ、この機種をオールマイティに使うには厳しい面も。(故に星一つマイナスとしました) ・遮音性:メーカーも認めているように遮音性は皆無。 スリットなしのイヤーチップにすれば音漏れはあまり問題にはならないと思います ・金属製イヤチップは確かに驚くほどクリアな低音を聞かせ新鮮だが私の場合30分位で耳が痛くなる、いい音を聞くにはそれなりに我慢も必要? ・筐体が耳から外れやすい、筐体が重いので落ちたショック等で断線が心配(布巻きケーブルは品位は高いが細いのでますます断線が気になる) 私の場合、BOSE IEの落下防止用のアタッチメントとクリップを転用して落下防止対策としました。 とにかく究極のイヤホンが欲しいという方には上位機種のSCがいいかもしれませんが、さすがに値が張ります。SBとは明らかな音のクリアさに違いがありますので FI-DC1601を検討されるならこの機種が最有力になるのでは、と思いますが、上記のように使用感と音の方向性などできれば試聴をされてからの購入をお奨めします。 |