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ウェストン WST-UM3X |
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タイプ : メーカー :ウェストン |
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Review by amazon
スタジオモニターに挑戦した音。 |
Date 2010-06-28 |
| フラットの王者、SE530を脅かす、恐ろしい音を出します。
まず、小さな音でフラットが出るのはWestone3と同じですが、ボリュームを上げた時の音は、W3と正反対の音を出してきます。 UM3Xは低音の解像度の高さが半端ではありません。ベースギターの音を注意して聴いてみて下さい。混ざることの多いベースの音が、きちんと分離できています。 そして中域。やや前出る音作りなのですが、ここでも解像度の高さに驚かされます。ドラムのシンバルの小さな音が、混濁せずに出力されます。 ボーカルの声も真面目なもので、デジタル録音された音源の場合、前に出過ぎますが、アナログ録音から作ったCDのボーカルは、かなり生々しいです。特に女性ボーカルに強いようです。 そしてUM3Xが目指した音。それはプロ用の3Wayスピーカーの音そのものです。 プロ用スピーカーで3Wayは珍しいのですが、使う時に必ずツィーターとミッドレンジのアッテネーターを絞るんです。 特にツィーターは音が出るか出ないかくらいまで、ギリギリまで絞ります。そうしないと、生に近い音にならないのです。 UM3Xは、正にその音を追求しています。このモデルは3Wayです。よってツィーターの音をギリギリまで下げて、ツンツンした音を回避しています。見事な手法です。 私はIpod touch(2G)で試しましたが、ツィーターがギリギリ働き、解像度を上げたミッドレンジとウーファー。更に嬉しいことにダイナミックレンジが大きいらしく、立体的な空間もしっかり確保されています。 音の伸びが心地良く、細部までとことん掘り下げる。音を生かす。これはコンシューマ用としては、かなりの高成績の部類に入ります。 ツィーターを弱めてますので、ドンシャリな音にはなりません。長時間リスニングにも活躍するでしょう。 特に静かな場所で威力を発揮するイヤホンです。 スタジオでレコーディングエンジニアの人が聴く音を求めるのならUM3Xを。 ドンシャリで好みの音を聴きたい人はW3を。 Westoneは着実に、フラットに近付いています。他社にとっては、侮れない会社になるでしょう。 付属品も豊富ですが、私はあえてコンプライのTX100Lを使いました。グレーのタイプより、遮音性が優れているようです。 私は、音の良くないCD音源を聴くために、UM3Xを多用することに決めました。W3はお蔵入りです。 挑戦の対象が、全ての音を生々しく暴露する方向ですので、10Proとは路線が違います。このまま発展すれば、デジタル時代の曲も、レコード時代の曲も鳴らしきれると思われます。 この時代にこのイヤホンは驚異的出現です。是非高解像度と立体空間をお楽しみ下さい。兄弟機種で、ケーブルを外せるタイプもあります。長く付き合われるかたは、そちらを待たれたほうが良いでしょう。 ※このイヤホンはAIFFやWAV等の非圧縮音源を前提に作られています。MP3等の圧縮音源を聴くと音が安っぽくなります。テスト以外では、非圧縮音源で楽しんで下さい。 |
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スタジオモニターに挑戦した音。